風邪を早く治す、風邪をひきにくくする方法 [免疫力]
あなたは、風邪っぽいな〜と、感じた時、どのように対処しますか?
1.風邪のひき始めに効きそうな薬を飲む
2.体を温めたり、早く寝たりと、自分にできる事をする
3.とりあえず病院へ行く
では、この中で最も風邪をひきにくい体になるのはどれでしょうか?
正解は、2なのです。
風邪をひくと咳・鼻水・発熱などの症状が出ます。
では、どうして咳や鼻水、熱が出るのでしょうか?
人間の体は本当によく出来ています。
普段、空気と一緒に吸い込まれるウィルスは、鼻や咽喉の粘膜で洗い流されますが、
空気の乾燥などで粘膜が乾くと体内にまで侵入してきます。
それを追い出すために咳や鼻水を出させるのです。
そしてウィルスは35~36度で活発化し、38.5度で死滅します。
風邪をひいて熱が出るのは、体内に入ったウィルスを退治するためなのです。
咳や鼻水でウィルスを追い出し、熱によって退治すれば自然に鼻水もとまり、熱も下がります。
私たちが風邪の症状だと思っているのは、
実は身体がウィルスを退治している過程なのですね。
「風邪は治るのではなく経過するもの」といわれる所以です。
このような指令を脳に出しているのがいわゆる免疫細胞です。
この免疫細胞がしっかりと働いている人ほど風邪をひきにくく、
ひいても早く回復するといえます。
しかし、鼻水が出れば鼻炎の薬、熱が出れば解熱剤とすぐに薬を服用していては、
体がせっかく自分の力でウイルスを退治しようとしているのを邪魔することになります。
薬を飲むと一時的に治ったような感覚になりますが、それは治ったのではなく、
鼻水や咳、発熱などの症状を抑えただけ。
薬をやめれば、また、体がウイルスを退治しようと、同じような症状をおこします。
結果的に、薬を飲んだことによって、ウイルスを退治するのが遅くなり、
風邪が長引いてしまうのです。
そして、自分で治す力が弱まり、風邪をひきやすくなってしまいます。
仕事や、家事、子育てなど、日々忙しく、風邪をひいて寝ている場合ではない人は
沢山いると思います。
だからこそ、風邪をひきにくい丈夫な体を作るためにも、
できるだけ薬に頼らず、自分自身の免疫力を高めるとこが大事です。
そして、免疫力を高めることによって、風邪だけでなく、大きな病気にも
かかりにくくなるのです。
自分の体としっかり向き合って、また、自分の体が持っている本来の力を信じて、
日々の生活を送れるといいですね。
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